6月2日(土)映画「ちづる」の赤崎監督による舞台挨拶が長野ロキシーにて行われました。
この日は非常に天気も良く暖かい雰囲気の中多くのお客様がお越しくださりロキシー1の会場がいっぱいになりました!!
赤崎正和監督の舞台挨拶は、初回の上映終了後に行われました。
一部ですがご紹介させていただきます。
―赤崎監督の挨拶―
この映画はもともと卒業制作でして、一部の友人や先生に観てもらうだけで終わるはずだったんですが
こうしてたくさんの方にご覧いただけて本当に幸せに思っています。
もともとは、大学の友人に観てほしいなってこの映画を作りました。
最初は、妹を撮ろうというつもりはなかった。小学校位から“身障”という言葉がはやり、差別を感じながらずっと生活してきました。
なかなか友達に言うことができず、家族の事をなかなか人に打ち明けられなのが悩みで、大学生になってもなかなか言えないままでした。
大学で映画を作ってみたいという夢を持って、何を伝えようかなと思っていた時に、障害をもった魅力的な方を描いた映画をつくりたいと思った。けれど、なかなか卒業制作の締め切りになってもテーマが決まッていなかった。その当日になって一人一人発表していくが、やはり何も決まっておらず、そのあと担当の池谷薫先生(「蟻の兵隊」などを撮ったドキュメンタリー映画監督)と二人きりで、自分の生い立ちを話して、先生はその間、「うーん」とずっと聞いてくれた。最後に、聞き終わった後に
「じゃあ、妹撮れば?」と言われたが、絶対「イヤだ」といってその日は帰った。
その後、自分が映像として表現したいと思った根本は、妹のことを知ってほしいという思い、友人にも打ち明け、出会うひとにも自分の当たり前の事を秘密にしておくのはつらいと思い、卒業制作を機に自分を変えるつもりで映画を作ろうと、次の日先生に、「妹を撮った映画をつくります」と言って始まりました。
話題作を観ることが多いが、映画を作るにあたって、友人たちはドキュメンタリー映画はなかなか見ないだろう、堅苦しいのは嫌いだな、と思ってるだろう。自分も重々しいのを観るのはつらいなと思っていたので、うちの家族で感じるシュールな笑いをそのまま届けたい!!コメディ映画を作るようなつもりで映画をつくりました。
なるべく字幕とかナレーションとかを入れないようにして、うちに居候してもらうような感じで、あとは自由に感じてもらえたらいいなという思いがあった。この映画を観て、たくさんのいろんな感想があると思うが、ちがければ違うほどうれしいなとおもうので又聴かせていただけたらと思います。
途中途中、会場が笑いに包まれる和やかムードで進行していきました
最後にメッセージを頂きました。
この映画は、障がい者の映画ではなく、家族を描きたいって思って作りました。
最初の宣伝で知る時、自閉症・障害を持った妹とか、キャッチフレーズがあったと思うが、それはたぶん知らない人が多いのでそうなっているから。世の中には同じような障害を持った人はたくさんいて、同じようにシュールな笑いとか溢れ出ているが、あまり知られていないからそういう伝わり方にになっていると思う。
私の願いとしては、あえて“障がい”とか入れる必要はないような、みんな当たり前に知っている“普通だね”って言える社会になったらいいなと思う。私と、同じような兄弟の人と話したのが「ぼくのお兄ちゃん障害持っててさ。というのと、僕のお父さん八百屋でさ。っていうのと同じくらいの認知度になったらいいのに。その言葉を聞いてそう私もそうなってほしいと思った。
小さい頃から障害持っている妹がいるとっていうと思い空気になってしまうが、変わった妹だからこそ得られる“幸せ”他にはないような“楽しさ”がある。そういう部分をもっといろんな人に知ってもらいたい。
障がい者とか、健常者とかそういう区別は悲しい。お互い知りあえばすごく気持ちが豊かになると思う。
そういう風になっていけたらいい。ぜひ、この映画を応援していただきたいです。
挨拶の終了後には、外の広場でサイン会を行いました。
一人ひとりの話に耳を傾け、本当に素敵な監督でした
「ちづる」の上映は6月15日(金)まで。短い期間ですが、ぜひ劇場で家族の温かな物語をご覧ください
上映時間はこちら
さらに、監督がちづる公式HP内のブログで6月2日(土)の様子を紹介してくださいました。
↓↓↓是非ご覧になってみてください。↓↓↓
「あにきにっき」
この日は非常に天気も良く暖かい雰囲気の中多くのお客様がお越しくださりロキシー1の会場がいっぱいになりました!!
赤崎正和監督の舞台挨拶は、初回の上映終了後に行われました。
一部ですがご紹介させていただきます。
―赤崎監督の挨拶―
この映画はもともと卒業制作でして、一部の友人や先生に観てもらうだけで終わるはずだったんですが
こうしてたくさんの方にご覧いただけて本当に幸せに思っています。
もともとは、大学の友人に観てほしいなってこの映画を作りました。
最初は、妹を撮ろうというつもりはなかった。小学校位から“身障”という言葉がはやり、差別を感じながらずっと生活してきました。
なかなか友達に言うことができず、家族の事をなかなか人に打ち明けられなのが悩みで、大学生になってもなかなか言えないままでした。
大学で映画を作ってみたいという夢を持って、何を伝えようかなと思っていた時に、障害をもった魅力的な方を描いた映画をつくりたいと思った。けれど、なかなか卒業制作の締め切りになってもテーマが決まッていなかった。その当日になって一人一人発表していくが、やはり何も決まっておらず、そのあと担当の池谷薫先生(「蟻の兵隊」などを撮ったドキュメンタリー映画監督)と二人きりで、自分の生い立ちを話して、先生はその間、「うーん」とずっと聞いてくれた。最後に、聞き終わった後に
「じゃあ、妹撮れば?」と言われたが、絶対「イヤだ」といってその日は帰った。
その後、自分が映像として表現したいと思った根本は、妹のことを知ってほしいという思い、友人にも打ち明け、出会うひとにも自分の当たり前の事を秘密にしておくのはつらいと思い、卒業制作を機に自分を変えるつもりで映画を作ろうと、次の日先生に、「妹を撮った映画をつくります」と言って始まりました。
話題作を観ることが多いが、映画を作るにあたって、友人たちはドキュメンタリー映画はなかなか見ないだろう、堅苦しいのは嫌いだな、と思ってるだろう。自分も重々しいのを観るのはつらいなと思っていたので、うちの家族で感じるシュールな笑いをそのまま届けたい!!コメディ映画を作るようなつもりで映画をつくりました。
なるべく字幕とかナレーションとかを入れないようにして、うちに居候してもらうような感じで、あとは自由に感じてもらえたらいいなという思いがあった。この映画を観て、たくさんのいろんな感想があると思うが、ちがければ違うほどうれしいなとおもうので又聴かせていただけたらと思います。
途中途中、会場が笑いに包まれる和やかムードで進行していきました
最後にメッセージを頂きました。
この映画は、障がい者の映画ではなく、家族を描きたいって思って作りました。
最初の宣伝で知る時、自閉症・障害を持った妹とか、キャッチフレーズがあったと思うが、それはたぶん知らない人が多いのでそうなっているから。世の中には同じような障害を持った人はたくさんいて、同じようにシュールな笑いとか溢れ出ているが、あまり知られていないからそういう伝わり方にになっていると思う。
私の願いとしては、あえて“障がい”とか入れる必要はないような、みんな当たり前に知っている“普通だね”って言える社会になったらいいなと思う。私と、同じような兄弟の人と話したのが「ぼくのお兄ちゃん障害持っててさ。というのと、僕のお父さん八百屋でさ。っていうのと同じくらいの認知度になったらいいのに。その言葉を聞いてそう私もそうなってほしいと思った。
小さい頃から障害持っている妹がいるとっていうと思い空気になってしまうが、変わった妹だからこそ得られる“幸せ”他にはないような“楽しさ”がある。そういう部分をもっといろんな人に知ってもらいたい。
障がい者とか、健常者とかそういう区別は悲しい。お互い知りあえばすごく気持ちが豊かになると思う。
そういう風になっていけたらいい。ぜひ、この映画を応援していただきたいです。
挨拶の終了後には、外の広場でサイン会を行いました。
一人ひとりの話に耳を傾け、本当に素敵な監督でした
「ちづる」の上映は6月15日(金)まで。短い期間ですが、ぜひ劇場で家族の温かな物語をご覧ください
上映時間はこちら
さらに、監督がちづる公式HP内のブログで6月2日(土)の様子を紹介してくださいました。
↓↓↓是非ご覧になってみてください。↓↓↓
「あにきにっき」